「殺し屋シリーズ」ご紹介2/4【マリアビートル】

シリーズもの作品

今回ご紹介するのは伊坂幸太郎さんの大人気小説「殺し屋シリーズ」についてです。

現在4作品刊行されている大人気シリーズなのですが、シリーズ全体の魅力は他の記事で詳しく書いておりますので、各作品それぞれがどんな内容なのかについて、掘り下げて書いていきたいと思います。

※ネタバレはありません。

このシリーズは、とにかく殺し屋のキャラクターが魅力的だというお話を前の記事でもしたんですけれど、その愛すべき殺し屋達についても、ネタバレにならない範囲でそれぞれ紹介していこうと思います。

今回は第2作目『マリアビートル』についてご紹介します!

こちらは2010年刊行の作品です。タイトルの意味は「てんとう虫」です。

実はこの作品、ハリウッドで映画化もしています。それほどの大ヒット小説です。

あらすじ

今回の舞台は新幹線の中です。その密室の中で、またしてもさまざまな殺し屋たちが乗り合わせます。

この作品は、シリーズでも屈指で殺し屋達のキャラクター性が良いですので、先にご紹介させてもらいます。

  • 木村

彼は元殺し屋なのですが、息子を過去に何者かに殺されています。

その復讐のためだけに生きているような人物です。

  • 天道虫

七尾と呼ばれることもあります。

彼はとにかく運が悪く、そして気弱な殺し屋です。本作でも、依頼された仕事はとても簡単だったはずなんですが、車内で殺し屋達に鉢合わせしまくるといった不運さを発揮しています。僕は殺し屋シリーズ全体の中で、この天道虫が一番好きなキャラですね。

蜜柑と檸檬

2人組の殺し屋。彼らのキャラも最高です!

2人ともめっちゃ強いんですが、檸檬はなぜか機関車トーマスの大ファンだったり、たまに大ポカをやらかすといったドジっ子属性があります。

それに対して相棒の蜜柑はしっかり者なので、その2人の漫才みたいな掛け合いがとにかく面白いです。このコンビが一番好きっていう人も多分多いはず。

  • 王子

彼は中学生。顔立ちはとても可愛らしいのですが、それとは裏腹に、悪魔のようなとんでもない男です。人の命なんかなんとも思っていないみたいな。

キャラクター紹介は以上です。多分、このキャラの強さはシリーズでも屈指だと思います。

こんな奴らが1つの新幹線に集結するんですから、めっちゃワクワクしませんか!

彼らにはそれぞれの思惑があるんですけれど、乗り合わせた殺し屋達には当然互いの目的は分からないんですよ。

なので、もしかしたら自分が狙われているのかとか、同じ目的で乗っているのかとか、様々な思惑が交錯しながら、駆け引きを繰り広げていくといった物語です。

特徴

この小説は、僕がこのシリーズの中でも一番好きな本です!

ハリウッドで映画化するくらいなので、映像化しても映えるくらいの迫力が、文章から伝わってきます。

舞台が新幹線の中という密室なので、殺し屋同士の接触がめちゃくちゃ頻繁にあるんですよ。だから、迫力のあるシーンをとにかくたくさん読むことができます。

殺し屋同士がただすれ違っただけでも、本当に読者をワクワクさせてくれると言いますか。読んでいて単純に面白いシーンが多い、これが本当に素晴らしい。

何より一番の推しポイントとしては、とにかくいいキャラが目白押し!

特に「蜜柑」と「檸檬」の二人組。この二人の掛け合いはもう最高!

2人ともめっちゃ強いんですよ、なのに、新幹線の隣同士で座って、片方はトーマスに関するクイズとか出してるんですよ。このギャップというか、いや「可愛らしい普通のおじさん達じゃん」みたいな。

他にも僕が大好きな天道虫、こいつもめちゃめちゃ強いのに、考え方はとんでもなくネガティブで、真っ当な人間らしさがあります。

今紹介したの、みんな人殺しまくってる「殺し屋」ですからね。なのになんでこんな愛らしさが湧いてくるんでしょうかねー。

ぜひ皆さんも、この愛すべきキャラクター達に出会ってみてください!

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